介護の現場で活躍するメイクセラピストに必要なスキルは、主にメイクアップ技法と心理カウンセリングの2つが柱となっています。
まず、メイクセラピストはメイクをすることが主な仕事であるため、この仕事はメイクのスキルがなければ成り立ちません。
また、誰でも同じようなメイクをするのではなく、その人の顔の特徴や個性に合わせてメイクをする高い技術力が求められます。
メイクセラピストの殆どがまずは美容学校でメイク技法の基礎を学びます。
近頃はメイクセラピストが様々な場面において求められるようになり、美容学校でもカリキュラムの充実が図られているのです。
次に、メイクセラピストに求められるのが心理カウンセリングのスキルです。
これは心理学に基づいた専門的なカウンセリング知識を身に付ける必要があり、そのために用意されているのがメイクセラピストになるための検定試験です。
メイク技法の確固たる技術を学んだ上でメイクセラピーについての理解を深めていくことが求められます。
さらに、メイクセラピーでは、人に対してメイクをするため、高いコミュニケーションスキルが求められます。
特に、介護施設ではメイクセラピーによってお年寄りの心理的安定を図ったり、自己肯定感を高める効果が大いに期待されています。
コミュニケーションを取りながら高齢者に安らぎを与え、自分に自信を付けて生きる喜びを知ってもらうことが、介護現場で求められるメイクセラピストの役割です。